初めての出会い系サイト体験談　出会えたのはおっぱい歯科衛生士さんだった

私が初めて出会い系サイトの世界に足を踏み込んだのは、もう17年以上前になります。

私がなぜ出会い系サイトを始めようと思ったのか、
そして、そこで出会った20歳の女性とのお話を紹介します。

初めての出会い系サイトでの出会いがどんなものだったのか、ご覧ください。

出会い系サイトを始めたきっかけ

私が出会い系を初めて使ったのは今から17年以上前の2001年頃。

当時私は大学生で、彼女はおらず、しかも童貞。
理系だったので大学にはほとんど女性がいません。
男100人に対して女性は3人という絶望的な状況。
可愛い子がいても、イケメンが100%の確率で先にゲットしています。
私は普通の顔で、普通の身長で、成績が悪く、貧乏学生で、特別な取柄もありません。
手持ちの武器が何もない状態では、この熾烈なオス同士のメス争奪戦に勝てる見込みはありません。

こんな汗くせぇ奴らと四六時中一緒に居たくありませんでした。

大学生の出会いの定番と言えば、バイト先です。

私は清掃員のアルバイトをしていました。
そこにいたのは、パンチの効いたオバサンさんばかり。
紫色の髪をしたオバサンや、ファンデーションでシワを埋めているような50代以上の女性しかいません。
ボストロールが何匹も生息してる職場です。
油断すれば命を落とします。
何年働いても、同年代の魅力的な女性がバイト仲間になることはありませんでした。

大学は地元から離れたところにあり、私は下宿生活です。
他の学生たちも多くが日本中の様々な地方から集まって下宿している状況だったので、誰も古くからの女の子の知り合いがほとんどいません。
友達に女の子を紹介してもらうことも困難でした。

唯一の出会いの場が、出会い系掲示板サイト

この絶望的な状況を打破すべく、私が出会いを求めたのが出会い系の掲示板サイト。
当時はまだスマホがなくガラケーの時代です。
ドコモのi-modeがまだ健在で、携帯にカメラ機能がついたばかりの頃でした。

出会い系サイトは、現在のようなSNS形式の出会い系サイトがなく、無料の掲示板サイトがいくつかあった程度です。
そもそも『出会い系』という言葉が生まれて間もない頃でした。

私は掲示板サイトにいる女性の中から、同じ都道府県内に住んでいる女の子を探し、手当たり次第にメッセージを送りました。
メッセージを送れる文字数が少なかったので、最初は「初めまして！！メル友になりませんか？」とかそんな感じの文章を打っていました。
当然そんな文章は他の男たちも送っているので、無視されまくりです。
10通送っても1通返事が来れば良い方。
たまに返事が来ても、会話は続かず、2～3回のやり取りで終わることがほとんどでした。
機関銃のようにメッセージを連射しても、的に当たることはありませんでした。

しかし私にとって出会いの場はここにしかありません。
しかも無料サイトだったので、金がない私にもチャンスだけはあります。
また当時は、出会い系サイトにサクラや違法デリヘル業者がいなかった時代だったので、普通の女の子たちだけがサイトにはいます。
私はメッセージを送るテクニックさえ磨けば何とかなるだろうと考えました。

そこで私はメッセージを工夫してみることにしました。
「初めまして！！メル友になりませんか？」ではダメです。
そんなものは女の子にとってはありきたりで、押しつけがましいだけです。

相手の目にとまり、返信がもらえそうなものに変えてみました。
とにかく相手が気になるものにすることにしたのです。

「諸行無常」「焼肉定食」など、意味の分からない一言だけ謎のメッセージを送ってみたり、
「赤信号なのに横断歩道を渡る奴の性欲強そう」など、一言ネタのようなものを送ってみたり、
「メールで恋するタイプのあなたの返事を待っています」など、気持ち悪い文章を送ってみたりしました。

思い返すと本当にセンスのないことばかり書いていましたが、とにかくいろんなパターンで試してみました。
すると、徐々に返信が来るようになったのです。
ライバルより目立つことは大切なんだと思いましたね。

出会えたのはおっぱい歯科衛生士

そんな中で、長くメッセージのやりとりが続くようになった子ができました。

名前はめぐちゃん
年齢は私と同じ20歳。タメなので話題はいくらでもあるし、感覚も同じです。
歯科衛生士の免許を取って、今年から働き始めたばかりと言っていました。

歯科衛生士と言えば、おっぱいを患者の頭に乗せながら歯石を取ってくれるあの天使たちです。

童貞の私の妄想と股間は膨らむばかり。

バイクが好きで、アメリカンをアンコ抜きして乗っているとも言っていました。
バイクに乗る女の子って私は大好きなんですよね。
フルフェイスのヘルメットを取った瞬間に揺れる長い髪の毛は、男の心も揺らします。
それにバイク好きな人とは性格的に友達になれそうな気がしました。

実は、数年後、私はバイクに乗っている女性と何人も出会い系で知り合います。
たまたまだとは思うのですが、不思議とバイク好きな人と仲良くなることが多かったです。
童貞だった当時の私は、そんな未来が来るとはまだ知る由もありませんが…。

めぐちゃんとはすぐにメールでやりとりをするようになり、
お互いの今の生活や、好みのタイプなど、いろいろな話をしました。

めぐちゃんのスペックは、20歳。身長は150cmで、ショートカット。
背が低いのがコンプレックスだと言っていました。
私はすかさず背が低い子が好きだと返しました。童貞でもそのくらいの配慮はできます。

私の脳内では「めぐちゃん＝おっぱい歯科衛生士」という妄想が膨らんでいたので、一番聞きたかったことは『何カップか？』ということだったのですが、なんせ童貞です。
変な下ネタを振って嫌われたくないので、聞けませんでした…。

写メ交換もしたかったのですが、いかんせん携帯にカメラ機能が標準装備され始めたばかりの頃です。
私の携帯にはカメラ機能がありましたが、画質は最悪です。
めぐちゃんの携帯は古かったのでカメラ機能がありませんでした。
自分の写真だけ送ることはしようと思えばできましたが、私はイケメンではないため、写真を見たら幻滅されるリスクが増すだけです。
メリットが何もありません。この頃はそう思っていました。
そのため、写真を送ってとは言われましたが、恥ずかしいとか適当な理由をつけて送りませんでした。

ともかく、メールを2～3週間続けていると、自然に仲が良くなっていきました。
仲が良くなって相手を信頼できるようになれば、会いたくなるのが20歳の童貞です。

めぐちゃんの方も私のことが気になっているようで、期待が高まっているのを文面から感じます。

しかし、私が気になっていたのは、めぐちゃんが勝手に私のことをイケメンだと思っているフシがあること。
ハードルを上げ過ぎないように気を使ってはいたのですが、向こうも向こうで妄想が加速している印象を受けました。

私はちょうど大学が夏休みに入り、めぐちゃんも仕事が休みの日に会おうという話になりました。
ちょうどめぐちゃんが観たい映画があるというので、2人で映画を観に行く約束をしました。

いよいよデートです！！

出会い系ってマジで普通に出会えるんだ！！

なんか感動しましたね。

ラピュタって本当にあるんだ！！と同じくらいの感動です。

真面目な出会いなので、初日からエッチをしようというような下心はありませんでしたが、
あわよくばキスくらいは…、と考えていました。
期待は最高潮です！！

広末涼子似の女の子と映画デート！！のはずが…

で、実際に会うことになった当日。

待ち合わせ場所は、私の家の近くのコンビニでした。
映画館は私の家の近くにあり、めぐちゃんの家は映画館からは遠かったので、私の家の近くを待ち合わせ場所にしました。
すでに社会人のめぐちゃんは車を持っていて、貧乏学生の私は原付しか持っていません。
そんなこともあり、めぐちゃんに車で私の家の方へ来てもらい、コンビニで私をピックアップして映画館へ向かおうという計画です。

私は高鳴る胸の鼓動を抑えつつコンビニで待ちます。
相手は20歳の歯科衛生士。髪型はショートカット。
ショートカットと言えば当時輝いていたのは広末涼子です。

引用元：Instagram

広末涼子似の子が来たらどうすんべ！？

ワクワクしすぎてとんでもなく高望みな妄想を膨らませていました。
私は夢見る童貞でした。

そして、約束の時間通りに現れためぐちゃん。
女の子らしいカワイイ軽自動車でやってきました。

しかし運転席に座っている彼女を見て、私は驚愕しました。

角野卓三が運転していたのです。

引用元：Instagram

角野卓三じゃねーよ！！

間違えました、角野卓三じゃありません。一応女性です。

ハリセンボンの近藤春菜さんにそっくりな子でした。

しかし、まだその子がめぐちゃんと決まったわけではありません。
コンビニに買い物に来たただの他人かもしれません。

その子は車から降りると私を目を合わせました。そして恥ずかしそうに私の方へ歩いてきて、
「ショウタさんですか？」
と聞いてきました。

言い忘れてましたが、私はショウタというニックネームでずっと出会い系をやっています。

やっぱり目の前にいる角野卓三がめぐちゃんでした…。

でも確かにめぐちゃんは嘘は言っていません。
背が低くて、ショートカット。
ぽっちゃりなのと、メガネは聞いていませんでしたが。
おっぱいはBくらいです。季節は夏で薄着だったのでよく分かります。
でも問題はそこじゃありません。

私が想像していたのは、広末涼子です。

妄想と現実の高低差がありすぎて耳がキーンとなりました。

童貞でほとばしる性欲にまみれた20歳の私でも、角野卓三にオンナを感じることはありません。
今から角野卓三とデートだと思うと、夏の暑さにやられて倒れそうになります。

しかし、これまでのメールのやりとりで性格がとても良い子であることは知っています。
どれだけ私が期待を裏切られた気持ちになっていても、それをめぐちゃんに悟らせるのは可哀想です。

私は頑張って笑顔を作り、
「初めまして！！　遠かったでしょ？　わざわざありがとう！！」
と、最高の営業トークをしました。

めぐちゃん「初めまして^^　車の運転嫌いじゃないし大丈夫だよ^^」
と言ってくれましたが…

私は見逃しませんでした。
めぐちゃんが初めて私の顔を見た瞬間、一瞬無表情になったことを。

きっと私はめぐちゃんのタイプではなかったのでしょう。
めぐちゃんもまた作られた笑顔で接してくれたのです。
おそらく私と同じように淡い期待を裏切られたのだと思います。

（もうこれはあかんな…。ここから先は消化試合だ…。）

そう思ったものの、デートの約束をして、めぐちゃんは遠くからやってきて、こうして会ったわけです。
ふさぎこんでいても時間がもったいないし、今日一日を楽しむことにしました。
これでもう会うことはないと分かってはいても、つまらない1日にしてはいけません。
一期一会とは今日のことを言うのだと人生で初めて実感しました。

お互い失望感を心の底に沈めて、それなりに楽しく会話をしつつ映画館へ向かいました。
恋愛映画(パールハーバー)を観たのですが、めぐちゃんは泣きまくり。素直に主人公たちに感情移入したのでしょう。心が綺麗な証拠です。
一方の私はというと、映画の中の日本軍が史実とあまりに異なっており、めちゃくちゃな酷い描かれ方をしていたことに猛烈に腹が立っていました。日本人に対する差別映画だと思いました。

映画を観て私の気分また悪い方へ。
でもめぐちゃんは感動しています。
同じ映画を観ても、ずいぶんと気持ちに差が出るものです。
めぐちゃんからすると、この映画を観て感動するどころか機嫌が悪くなっている私が冷酷人間に見えたかもしれません。
映画を観た後はオムライス屋で食事をして、めぐちゃんに車で私の家まで送ってもらって解散。

最後に何を話したか全く覚えていませんが、次の約束はしないまま別れました。
その後めぐちゃんとのメールは数回しましたが、徐々に連絡を取らなくなり自然消滅。
会った瞬間に悟った通りの終わり方でした。

さらばシュレック。

引用元：Instagram

シュレックじゃねーよ！！

こうして私の初めての出会い系サイトの出会いは、ほろ苦いもので終わりました。

その後

最初は、メッセージを送っても送ってもうまく行かず、
「本当にあえるのかな？」と心配になったのですが、このように普通の女の子と出会えました。

めぐちゃんとは交際には発展しませんでしたが、たまたまお互いの好みが違っていたというだけだと思います。
めぐちゃんのような愛嬌のある女性が好きな男性もたくさんいると思います。

その後、私は大学の後輩の女の子のことを真剣に好きになり、出会い系をまったくやらなくなりました。
その女の子を頑張って口説いて、なんと付き合うことに成功し、童貞を卒業し、大学も卒業しました。
社会人になってからもいくつかの普通の恋愛をして、出会い系とは無縁の生活を数年送りました。

しかし、私はふとしたことから再び出会い系サイト(ワクワクメール)に登録します。
そこからまさか自分が出会い系サイトを通して、たくさんの恋愛経験をすることになるとは思ってもいませんでした。

10人以上の女性と一晩だけの関係を持ったり、セフレの友達が何人もできたり、人妻と真剣交際をしたり、たくさんの女性たちと様々な形でお付き合いしてきました。

このサイトではそれらの体験談も書いていますので、良かったら読んでみてくださいね。